地震と原発事故があって、東京から自分は関西に移住、妻と子供はデンマークに移住、っていう家族を取材してたんだ。
「やっぱり子供の安全を考えたら、危険から遠ざけるのは当然じゃないですか?」というようなことを言っていたと思う。
一方で数日前には、福島原発のすぐそばに住んでいる一家への取材VTR。
その一家には赤ちゃんがいて、洗濯や風呂水にもミネラルウォーターをつかっているという話をしていた。
県外に移住するのにも資金がなく、仕事も無いだろうということで、甘んじてそこに住んでいるということだった。
自分には3歳の幼児と、5ヶ月の赤ん坊がいて、首都圏に住んでいる。
放射線量は普段より多く、いつこの状況が収束するかもわからない中で、迷いながらも気がつかないふりをしながら住み続けている。
いわゆる「直ちに健康に被害はない」レベル。だが何十年続くかもしれないこの状況の中で、いつも迷っている。
Twitterをやっているが、「エア被災者!」なんてことばを見かけることもある。
その一方で、「小さい子供がいるなら、関東に住んでいるなんて虐待と変わらない」なんてちょっと過激な意見も見かける。
何もかも捨てて、とりあえず子供だけでも、西のほうへ逃げる、そして出来るなら海外脱出をするのが親の責任なのだろうか?
と考えたところで、頼る親戚も、ホテル暮らしをする資金もない自分は、ぼんやりと風向きを気にしながら、普段と同じ生活を送る。
公園で子供をいつものように遊ばせる。変わったことといえば、水道水ではなく、ミネラルウォーターを飲むことにしたくらいだ。
自分はそれまで、いろんな問題を抱えた地域(たとえば米軍基地の周辺とか、原発周辺とか)に住むことは自己責任だと思ってきた。
嫌なら出て行く、住むなら甘んじてその問題と付き合っていくのが筋、なんて考えてた。
でも自分がそういう立場になってみて、嫌なら引っ越せばいい、なんて考えが、何も分かってない人間だからいえたことだったんだと気がついた。
でも、福島の野菜を食べよう、風評被害を防ごう、なんてニュースと、
うちも2歳の幼児と8歳の子供と一緒に都内在住。 毎週コストコに行って水を買うようになり、 洗濯物は室内に干すようになりましたが、 他はそう変わらぬ生活をしています。 生活の糧...
具体的数値を全然ださないで 心配してる親ぶっても信用できねーわ 親の義務は賢く怖がることです
俺も子供がいるから心配になる気持ちは分かる。 事実、地震直後や水道水汚染の時などは、今にして思うと軽くパニックになってたぐらい心配でしょうがなかった。 でも、ほんのわずか...