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はてなキーワード: ITバブルとは

2022-12-31

平成は失われた30年ではない

最初の5年くらいはバブルの残り香があった

ITバブルもあった

平成元年と令和元年の税収は同じくらいであ

2022-12-19

2011年から2019年米国株はなぜ上がったの?

コロナで上がったのは分かりやすいんだよ

そういう政策をやったか

その前を見てみるとITバブル回復したのは2013年なんだよね、13年もかかってる

まり

2000年 経済成長期(世界的に)

2000年2012年頃 停滞(ITバブル崩壊リーマンショック

2011年2019年 謎

2020年2021年 コロナバブル

2022年2024年 コロナバブルの返済

 

米国株が上がり続けるっていう今の神話において、〜2000年はまず当てにならない(その時代日本も上がっていた)

んで2020年以降はバブルだったと考えると

依存してるのは2011年2019年となるんだけど

ここ何で上げたか理解できてない

ここがもう一度くると考えられないと長期投資厳しくない?

例えば停滞がたまたま20年続く可能だってある

2022-11-23

anond:20221123194655

直近のAmazon決算も酷い有り様

人件費削減で補填は当然の流れ

外部環境に目を向けると、政策金利を据え置いている間に長期金利が下落、逆イールドカーブが拡大。それに比例してITバブル崩壊した2000年6月以降の流れ

その前夜と見る向きもあったりするのでは

2022-11-10

アメリカ

Twitter人員削減だけなら笑い話だったが、Metaも、Salesforceも、となるとITバブル崩壊中なんじゃないか

日本にも影響ありそう

2022-10-17

sp500の毎月積立を20年間

始めた年代別に分けてデータ出してる人が居た

1980-2000年の20年間がもっとパフォーマンス良かったみたい(レーガノミクス-ITバブル崩壊前)

だが、どの年代から始めても20年続ければ総じて2倍近くにはなってるみたい

有効投資手法なのかもしれませんね

2022-08-31

1992年投資を始めた人間です

タイトルの通り。当時はネットで気軽に株を買えるという時代ではなかったが、バブル崩壊後の株価乱高下のさなかで、今は一時的な低迷で、日本経済は必ず復活するから、いまの株はバーゲンセールだよ、と言われて買った。銀行株を中心に電力、電気電子産業を中心に。その後も地道に買い足していった。

しかし、電力以外は散々だった。20年間上下動を繰り返しながら、日本株価はじりじりと落ち込んでいった。今流行のいわゆるインデックス型の投信は、当時はあったかどうかおぼえてないけど少なくともメジャーじゃなかったと思う。最初インデックス型の投信を買ったのは2000年過ぎたくらいだったかなぁ。そのくらいか北米インデックスファンドも買うようになったが、リーマンショックで膝が崩れ落ちた。その間地道に稼いでくれたのは電力株だが、それも2011年の原発事故で大暴落

当時の論調は、国債を買っておけば間違いないから、国債がいいよというものだったと記憶している。いまはNISAiDeCoインデックス一色だね。10年後はどうなっているかな。

株なんて一時的に値を下げても、長い目で見たら上がっていくから大丈夫だよ、さあ日経平均連動型を買おう!という人は、まあこの20年間の地獄を知らないんだろう。20年だよ…その間、ITバブルなんかもあったけど、全体としては下がり続けたのだった。本当に20インデックス夢を信じて投資を続けられるか。増田に活きのいいことを書いている人でも、ちょっと無理だろうと思うな。

今も投資は続けていて、国内北米海外インデックスファンドにそれぞれ1/3くらいつぎ込んで、あとはREITを買ったりしていて利益ちゃんと出ているんだけど、またあの20年の低迷が続いたらどうなるのかなとは漠然と恐怖を感じている。まあ20年後は完全にじいちゃんになってるわけだけど。

2022-08-29

投資やらない派の人は正しい

定期的に投資をするかしないか話題が盛り上がりますね。

https://anond.hatelabo.jp/20220825233050

https://honeshabri.hatenablog.com/entry/lazy_investor

ざっとブコメを眺めてみましたが、「投資やらない」派の人の意見は(一部は)正しいです。

というわけで、主だった意見適当ピックアップして私の意見をつけてみました。

なお、ここで言う「投資」とはいわゆる「長期・分散・積立」を前提にしています

儲かる話は人に勧めない。人が勧める儲け話詐欺

一般論として正しいです。

正常なリスク感覚ですし、一般的にはそう考えるべきだと思います

ただ、「人が勧める儲け話は<だいたい>詐欺」と「人が勧める儲け話は<全て>詐欺」の間には大きな差があるので、少しでも興味があれば「これは本当か?詐欺か?」を考えると良いのかなと思います

増田詐欺だとは思っていないので、詳細は下に書きます

投資ギャンブル

ある面では正しいです。

FXデイトレードギャンブルに極めて近いと思いますが、「長期・分散・積立」の投資ギャンブルとするのは増田には少し違和感があります

長期投資一般的ギャンブルMLMなどと大きく違うのは、プラスサムゲームであるということです。

一般的ギャンブルは胴元の取り分があらかじめ控除され、残りを参加者同士が取り合うマイナスサムゲームです。

しかし、株式市場(≒資本主義経済)は過去基本的右肩上がりで成長してきており、今後も(暴落や暴騰を繰り返しながら)概ね同じように成長していけば、その果実参加者全員で分け合うことができます

唯一「株式市場が今後も右肩上がりで成長する」ことには賭けているので、その点ではギャンブルと言えなくもないです。

増田は「株式市場が死んだら資本主義死ぬので、そのときは株を持っていても現金を持っていても同じだな」と思ったので投資をすることにしました。

余裕がある人は不動産や金などの現物資産も持っていれば強いです。

なお、「なぜ儲かる話を人に教えるのか」の答えもここにあります株式投資参加者同士の取り合いではないので、黙って自分だけでやる必要がないためです。

(ついでに言うと原理的には参加者が増えるほどプラスが大きくなるというメリットもありますが、まあ身の回りの数人や数十人増えたところで誤差です)

8/30追記最後の2行を追記しました

必ず儲かるわけではない。損する可能性もある

その通りです。投資絶対はありません。

なので、「絶対に減らしてはいけないお金」「すぐに使うお金」は投資に回すべきではありません。

一方で、過去の例から20年程度の運用期間があればかなりの確率期待値プラスになることがわかっています

また、投資否定派の方も多くされているだろう「円預金」はそうと意識しにくいだけで「円に投資している」状態です。

円がインフレになったり円安になったりすると、「円の価値の低下」という形でその損失が表面化していきます。今の円安下で輸入品が値上がりしている状態だとイメージやすいのではないでしょうか。

要するに、投資でも預金でもやっていることは実は同じで、自分資産を何らかの形で運用してその利益/損失を受け取っているわけですね。

なので、「円預金でも(実質的に)損する可能性はある」という点も考慮に入れた上で「自分お金をどこに置いてどのリスク晒してどの程度のリターンを得るか」という考え方をしていくのがいいかなと思います

今は株式市場の状況が悪い。暴落リスクがある

経済にしっかりと目配りできていて素晴らしいです。増田も今は極めて不確実性の高い状況だと思います

ここでもう一歩考えを進めると、「じゃあいならいいのか?」ということですね。

増田金融プロではないので、「投資を始めるのに最適なタイミング」を判断することはできません(というか、プロでもできていません)。

また、過去データではITバブル崩壊リーマンショック直前に投資を始めた人でもそのまま投資を続けていけば長期で利益が出ていたことがわかっています

そのため、一般的には「投資の最適な開始時期は読めないので今始めるべき」と言われています

※8/30追記リーマンショック2008年で「数十年」は経っていなかったため、表記修正しました。完全に記憶違いでした。ご指摘感謝

リスクがあるのに3%程度のリターンはしょぼすぎ

直感的に正しいです。

例えば月1万円として年12万円、リターン3%とすれば3,600円(入金時期などの細かいことは割愛)。これだとバイトしたほうが早いですよね。

しかし、「確率」と「複利」は直感裏切ります

上記の例で、月1万円リターン3%/年の積立を20年続けたとしましょう。

そうすると、投資総額は合計240万円、運用益は88.3万円で元本に対する利益率は37%になります(ちなみに30年やると62%にまで膨れ上がります)。

このくらいのリターンがあればやる気も出るのではないでしょうか。

投資をしなくても生きていける国にすべき

考え方として正しい…というか、ありえると思います

なので、そのような主張をされることは全く問題ないし、そうなれば素晴らしいなと思います

一方で、「理想状態として国に何を求めるか」と「自分が生きていくためにどう行動すべきか」はまた別だとも思います

治安は良いほうがいいですが、「泥棒をする奴がいるのがおかしい」と言って鍵をかけない人は泥棒の餌食になってしまます

元手がない

これは完全に正しいです。

上記の通り、投資は長期が前提であり、「投資に回せるお金」でやるべきです。

短期的には含み損を抱える可能性も高く、そのとき生活のために売却が必要になってしまうと痛すぎます

そのため、まずは生活のためのお金を貯めることと稼ぎを増やすことに集中しましょう。投資はその後です。

別に月100円や1000円でやることを否定しませんが(それによって情報アンテナが高くなったりという副次効果もあるでしょうし)、生活を苦しくしてまでやるものではないです。

最後に、骨しゃぶりさんのエントリhttps://honeshabri.hatenablog.com/entry/lazy_investor)で非常に良いと思ったコメントがあったのでひとつ紹介します(別にこの方は投資否定派ではないと思いますが)。

id:securecat 行きつく先がインデックス投信だというのに、こんなに本とか読む必要あるの?

まさに投資の難しさがここに詰まっています

かに、「ネット証券に口座開いてつみたてNISAでS&P500かオールカントリー投信買って脳死でひたすら積み立てろ」だけで積立投資を始めることはできます

しかし、投資で難しいのは「投資をし続けること」なんです。

20年や30年積立を続けていると、その中では必ずリーマンショックITバブル崩壊コロナショックのような暴落局面が来ます

そのとき、「これはあらかじめ想定された状況であり、むしろ購入のチャンス」として市場に残り続けられるかどうかは自身がどれだけ積立投資確信を抱いているか次第であり、そこで効いてくるのが本などで蓄えた知識です。

一方、インフルエンサーの「ネット証券に口座開いてつみたてNISAでS&P500かオールカントリー投信買って脳死でひたすら積み立てろ」という言葉だけを聞いてその通りに積み立ててきた人たちの中には、損失に耐えられずにせっかくの投信を売って市場から退場してしまう人たちが多く出るはずです。

増田は、同じ収入なら数十年後に資産を持っているのは

1.知識をつけて積立投資を続けた人

2.一切投資をしなかった人

3.生半可な情報投資をして途中退場した人

だと思っています

まり、本を読んで知識をつけるのは「投資を始めるため」ではなく「投資をし続けるため」です。

そして、投資懐疑的な人は投資をやらないほうがいいと思います懐疑的なまま始めると1ではなく3になってしま可能性が高いので。

皆さんと私の将来が幸せでありますように。

2022-06-08

anond:20220607141101

それはおおむね00年代の話ではないかなあ。90年代後半はもっと素朴で、ITバブル辺りでモラル面が悪い方向性に舵を切ったという感じだったような。

2022-05-27

anond:20220526220512

トラバ見ていて、氷河期世代ITバブルで今から見れば簡単スキルで高年収だったって言うのは、株価は底値で買えば絶対儲かるってのと同じで、バカじゃねーのと思う。

じゃあ20年後から見て、今がチャンスなのって何なのさってことよね。その時代にわかるわけない。

元増田は、40代転職面接落ちまくり世間を恨むのなら、自分で稼ぐしかないのよ。ぬるい間接部門で十分な給与がほしいなんてのは甘えだと言われても仕方がない。

何もスキルがなければ起業はできないだろうけど、保険営業とかフルコミット仕事はいくらでもあるんじゃないの。

誰かから給与をもらうんじゃなくて、自分で稼ぐんだよ。獲物を取れなきゃ飢えるのは当たり前だ。稼ぐ旦那を狩れなかったなら、生きる糧は自分で稼ぐしかない。

2021-11-24

anond:20211124172545

リターンが高い資産リスクも大きい。

リターンが低い資産リスクが小さい。

どこまでリスクをとるか自分できめたらいい。

ITバブル崩壊ときポートフォリオの組み方で、10年より短い期間でもとの価格に復帰できるって話。

リスクをいっさい取りたくないなら、元本保証定期預金で積立してideco税金優遇だけうければいい。

長期の資産形成キャピタルゲインがいいというのは眉唾

たとえばiDecoとかで退職くらいまでロックされている状態

いざ引き出そうってなったとき暴落してたら話にならないよね。

ITバブル崩壊から元の値に戻るまで10年以上かかってるから10年以上引き出せないことになる。

だったらインカムゲインで得る配当を再投資し続けたほうがずっとマシだとおもうんだけどどうよ?

2021-11-04

バイト日記

 私が出勤した時、女子フリーターアルバイト(18歳)さんが、シフトリーダーに、ほにゃららガールズバーってどう違うんですか? それって18歳でも勤められます!? と食い気味に質問していた。

 女子フリーターアルバイトさん、当店に勤め始めて一年くらい経ち、最近劇的に身なりや化粧品お金をかけるようになってきたんだけど、コンビニバイト代では物足りなくなってしまったんだろう。以前は手荒れ防止にニベアクリームを塗っていたのが、最近は高そうなジェルのようなものと高そうな保湿クリームを使うくらい、細々とした物にもお金をかけている。大丈夫かなこの人……と思ってたが、やっぱりそっちの方面に行ってしまうのか。

 相談を受けたシフトリーダーはというと、承認欲求拗らせ系メンヘラ希望不倫、という人(自分の行った悪事を一々人に喋らないと気がすまないタイプ)で、若い頃は当然のようにキャババイトをし、当然のように病み、当然のようにでっかいタトゥーをその身に入れたらしいが、いまだ人生に懲りることなく闇を突っ走り続けているようだ。まぁ、若い人にそんな相談をされたら……全力で背中を押すんだな。

 個人的には、21歳の身空で中年オヤジから面と向かって「ババア」呼びをされ、ちょっと肥ればあだ名が「雌豚」になるような世界に、10代のうちから入らなくてもいいんじゃねえかなと思う。

 私やシフトリーダー若い頃は、若者お金どころか職すら持っていなかったものの、時代ITバブルが終わるくらいの頃だったので、まだマシだったけど、今みたいなおおかたの人達お金を持っていない時代、カモはちょっと背伸びして稼ぎたい奴らじゃん。江戸時代花魁みたいなデススパイラルにハマるだけで終わるって。

 とか思ったんだけど、真面目オブ真面目に見える私は、裏社会に片足突っ込み希望人達には悉く好かれないので、勿論発言権もない。

 やたら忙しい日だった。客足の切れ間に女子フリーターアルバイトさんに接触を試み、なんとか例の夜職バイトのことを考え直すように説得できる流れに出来ないかなと思ったけど、そんな場合ではなかった。何でこんなに人来るの今日……うんざりだ。

 最近オーナーが公私ともにとても忙しいらしく、仕事大事な連絡すら滞りがち。また「もうお店畳みたい病」をぶり返すんじゃないかと私は危ぶんでいる。当店、結構売上が良いらしくて、お陰で私どもアルバイト達もなかなかいい時給を貰えている。オーナーが店を畳むとなれば、同条件の転職先は見つからなさそうだ。それはやだな。

 オーナーがてんてこ舞い状態で、もしかすると普段オーナーがやってる業務を誰かが代行しているのかもしれないが、夕勤の私には知るよしもない。だが、ここ最近廃棄ロスことなど全く気にしていないかのような無茶苦茶な量の納品が続いていて、これは昼勤の意識高いパートさん達か、あるいは本部社員オーナーが忙しい時助っ人に来る)の仕業なのではないか? と私は想像しているのだが、真相不明

2021-10-30

anond:20211030011429

メディアに出て注目を集める才能と、IT産業で功績を残す才能は違うから分けて考えないとな

前者の才能はあった

ライブドア全盛期はITバブルだから堀江と同じような時流に乗った経営者はたくさんいたが

堀江知名度がずば抜けているのはメディア映えする言動ができるという才能だろう

でも功績というと特筆すべきところはないな

特にITの分野でいえば二番煎じでほぼ全ての事業を外している、ライブドア利益ほとんどはファイナンスだった

しいて言うならホリエモンIT成金社長というキャラクターを作り出したことが功績だろうな

堀江世間の中にそういうキャラを作ったことで、ネオヒルズ族マコなりや、胡散臭い、なんか金持ってそうな、情報商材ビジネススキームが成立したと言えるだろうから

anond:20211029193254

ライブドアIT企業社長やってた時は

2流のヤフーみたいな、手広くやって全部イマイチ会社だった

サービス面でも技術面でも新しいものもなく、

たまたまITバブルに上手く乗っただけの人だった

功績など何もない

2021-09-23

最近読んだブロマンス?とすごいBL

 ブロマンス? の方はもうずいぶん前に出版されたものなのでネタバレするけど、すごいBLの方は22日に出版されたばかりなので、極力ネタバレしないようにがんばる。では、ブロマンス? の方から

復活祭』(馳星周

 同作者による小説生誕祭』の続編。本作も『生誕祭』と同じく彰洋と麻美ダブル主人公。この二人が憧れの人・美千隆に振り回されつつ、お金儲けのためにそれぞれ奔走する。

あらすじ

 『生誕祭』の終盤、美千隆に裏切られて復讐しようと思ったものの、けちょんけちょんに打ちのめされてしまった彰洋。だが、逃亡先の北海道まで、美千隆が探しに来てくれたことにより、懲りずに美千隆に着いていってしまった。

 それから十年。彰洋は自身と美千隆しか従業員のいない小さな会社に勤めて、退屈だがそれなり楽しい雌伏ときを過ごしていた。

 そんなある日、美千隆が復活を宣言する。時代ITバブル最盛期。バブル景気なんて長続きする訳がない。こんどは土地の代わりに株を転がし、大金をせしめて一抜けし、今度こそ二人で夢の王国を作るぞ! マンハッタンにでっかいビルを建ててやるのだ!

 一方、やはり十年前に美千隆に切り捨てられて落ちぶれ名古屋に逃亡した麻美は、東京に舞い戻り、バーの雇われママに身をやつしていた。ところがあるときバーオーナー麻美儲け話を持ち込んで来る。それはIT企業の若手起業家を騙して一攫千金を狙うというもので、しかターゲットとなったIT企業をあの美千隆が狙っているというではないか麻美は一生遊んで暮らせる金をせしめるため、美千隆に復讐するために、彰洋の元恋人である早紀を巻き込み、立ち上がるのだった。

増田感想

 『生誕祭』ではブロマンスというよりはポチとその飼い主みたいな関係性だった彰洋と美千隆だったけれど、今回は彰洋が成長し美千隆が少し老いたのもあって同じ夢を追う同志、ブロマンス感があった。

 美千隆が過去に彰洋に言った「マンハッタン自社ビルを建てるのが夢」「弟が欲しかった」という言葉が、彰洋をだまくらかす方便かと思いきや案外本心だったのかもしれない? と、胸が熱くなる一方で、王国キング美千隆についに焼きが回った感じもあり……もはや自身には生き目はなく、夢は弟分の彰洋に託すのだろうか?……と、ちょっと切なくなる感じ。

 最高に滾るシーンは美千隆が渾身の演技で麻美を騙す場面。麻美が金と美千隆に執着する理由は安定と愛情が欲しいからではなく、美千隆の隣で同じ夢を追いたいからだと看破してみせるところ。

 結局のところ美千隆の相棒になぜ彰洋はなれて麻美にはなれないのか、それは才能の問題ではなく性別問題しかない。麻美にはどんなに努力しても越えられない壁を彰洋なら軽く飛び越えられる。最初から分かり切っていたが見ないふりをしてきたことを、当の憧れの人、美千隆に見破られて涙を流す麻美。実にエモい。引き立つブロマンス!! そう、私ら女にはどんなに願っても届かない夢ですな!

 でも最終勝者は少年の心をいつまでも喪わないおっさんズではなく、現実的堅実的に復讐計画を練り実行に移した早紀だったというのが痛快だった。愛よりも友情よりも堅実。金に溺れた詐欺師どもより研ぎ澄まされたハンターが最強だなんて、かっこよすぎる……。

 国外逃亡する羽目になった彰洋と美千隆がこてんぱんに打ちのめされてだめだめなコンビに成り下がるというオチまで着いて、憧れのブロマンスに泥を塗りたくる黒い快感に目覚めてしまった。

コヨーテ Ⅳ』(座裏屋蘭丸

 数多のBLの中でもかなり人気のあるタイトルエロエロだけどストーリーに骨があって絵もすごく綺麗。少女漫画のようなキャラストーリーが人気な商業BLのなかでは、異色かなぁ。

あらすじ

 バーピアノを弾いて暮らしているマレーネと、マレーネピアノを聴きに通うリリーは両片想い。だがいくらマレーネアプローチしてもリリーは応じてはくれない。それは二人が男同士だからというより、リリーの正体が人狼からなのだった。

 リリーが突然発情期に入ったところにマレーネ居合わせたのが縁で、二人は結ばれることになった。ところがマレーネは、実は人狼迫害するマフィアガーランド一家の跡取り息子ヨシュ・ガーランドだった。

 マレーネリリーと急接近したころ、ガーランド一家当主人狼殲滅に狂い、唯一の血縁である孫のヨシュを呼び戻す。かくしてマレーネガーランド人狼の抗争に不本意ながら巻き込まれることになった。

 一方、人狼の側では、ガーランドとの抗争が70年前に起きた人狼虐殺事件のような惨事の引き金になることが危惧されていた。抗争の激化から、ついに群れのリーダーであるキーファーは、ガーランド解体作戦を決行すると宣言する。そして、ガーランド幹部暗殺部隊メンバーとして、リリーことコヨーテ指名された。コヨーテに割り当てられたターゲットは、ガーランド一家の跡取りヨシュ・ガーランドだった。

増田感想

 す、すごいものを読んでしまった……! というのが、4巻を読んで最初に思ったこと。正直、3巻までは普通に面白い映画みたいな話だなぁと思ったくらいだったけど、BLでここまで描くの!? 描かせてもらえるの!? と驚いた。まあ、これほどの画力漫画構成力をもった作家からこれが許されるんだろうなとは思う。

 BLなのでラブとエロは盛りだくさんだけれど、隙あらば骨太物語描写をしてしまうのがすごい。逆にいえば、BLってストーリー台無しにしてでもラブ描けエロをかけっていうジャンルなんだろうな……。

 人狼ガーランドの抗争の歴史と背景がちゃんと描かれている。そのことに驚きというか、一般ジャンル漫画ではむしろそれが普通なのかもだが、よく描いたよなぁ。

 今回はメインカプのマレーネリリーだけでなく、アレンキーファーなど脇役キャラ活躍人物描写豊富で良かった。ドミニクがいいキャラしていてかなり好き。

 BLにはあまり出てこないし、これまでの座裏屋先生漫画にはほぼ出て来なかった女性キャラがけっこうなインパクトを持って登場するのがいい。ミミちゃん! 私の推しのミミちゃん!!

 猛烈に続きが気になるところで終わってしまったが、たぶん、5巻が出るのは1年後くらいだ。それまで頑張って生きねば……。

 座裏屋先生の『シャングリラの鳥』もなかなか気になる展開なので、続きが待ち遠しい。すげえ連載を2本同時進行している座裏屋先生すごすぎる。

 

 

2021-08-30

anond:20210830015632

就職氷河期世代ITバブル崩壊した2000年以降も含んでるし、想像できないかもしれないけど90年代一般家庭にはインターネットなんか無かったわけで、いくらバブルと言っても雇用の数はそんなに大したこと無かっただろう。そもそもバブルアメリカでの話だしな。

anond:20210829092913

就職氷河期ITバブルダダ被りな点について誰か解説してほしい。

金融系・メーカー系・通信系のシステム会社とかSIerには40代がめちゃくちゃいる。

はてなにいるIT系って新興Web系ばっかりかもしれんけど。

2021-02-15

実体経済ガーってよく聞くけど、昔から、儲かる人は儲かるし、貧乏人は貧乏人なんだよね。実際、日経新聞に「3社に1社が今期上方修正 上場企業回復早まる」なんて記事も出てるし。

朝鮮戦争特需でも高度経済成長期でも日雇いホームレス (乞食ルンペン) はいたし、バブル期も、ITバブル期も、それを実感できない人はたくさんいたわけで。「みんな」の家計好転するなんてことは、これまでもなかったと思うよ。

「私が実感できないか実体経済乖離している!」というのはちょっとねぇ。昔は、それを「ヨソはヨソ」で受容できていたのが、今は日本お金持ちとも、世界の首脳ともSNSで対等に会話できちゃう (少なくとも一方的言及できる) 時代から我慢できないのかな。

2021-01-30

anond:20210130123154

はんはん

5年位ぐらい前からIT業界不況のためかなり深刻な状況に陥ってた。急な人の流入を受け入れ続けたというのがあって、傷んでいたところに

不況があり、おいうちのコロナだったので

これはギブアップ状態

そこにいわゆるITバブル勘違い経営層というのがあらわれつづけ

なんというか、呆れ返る状態

2021-01-04

受身形はあと何年続くだろう

その昔、主人公って言ったらクールで、女もツンツンしていてその女をクール男が落としてゆくという物が多かったが、それはそれで男の憧れだった。しかしそれは男像という憧れであって、状態に対してではなかった。バブルを消化して’00年を超えると男像は急速に求められなくなり、受け身少年に対して少女が舞い込んでくるというご都合が受けいれられるようになった。つまり理想像から状況・利得へと変化していった。この変化はITバブル崩壊し、美学から金への渇望がより強まったかからではないかと考えている。ストイックなかっこよさやクール超人的な主人公等身大ではなく、だめな自分日本を重ねて、だめでもいいか女の子ください、という即物性へとシフトした。

このオタク文脈のなかで、そんな夢のある話なんてあるわけ無いでしょ、というシリアスうつ病患者庵野シンジなどでオタクに釘を差しつつ自虐したが、今日の『天気の子』まで受け身男子女子にちやほやされる系列は人気のままだ。いいかいかと言われたら欲求需要問題なので多分なくならない。そういう夢を全年齢の男が見てしまう。『君の膵臓を食べたい』などは少女の設定が守ってあげたい設定で、しか少女からグイグイ来るホステスパターンだった。いくらなんでもやりすぎだろうと思っていたら普通に受け入れられていて 草 失笑せざるを得なかった。

個人的恋愛エンタメ駆け引きと甘苦く悲しい感じでもいいと思うが、どうも女が転がり込んできてイチャラブになるのが素早く売れる秘訣らしい。鮭が自動的に川に戻るがごとしである。鮭は勝手イクラを腹に抱えて食べられるために戻ってくるのだ。別段フェミ応援しないが、我ながら男のだらしなさがよく出ているとは言える。

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