はてなキーワード: ミラールとは
まあ、あまりに「統計はウソを付くための道具」みたいな発想が蔓延していて、
嫌な思いをすることはたくさんあるよね。
意識調査(必要だと思うかどうか)っていうのは、
行動実態調査(新聞を購読しているかどうか)に比べて、
心理的バイアスがかかりやすいし、基本的に対面で調査しちゃうと
悪い意見ってのは出にくいしね。
調査票もみたけど、流れ的に「紙媒体としての新聞」というより、「新聞というメディア(ありていに言えば新聞社)」についての質問だと思う。
いちおう「インターネットの利用者が増えていますが」と断っているから、「紙媒体」というニュアンスがないまでもないけど、質問の切れ味が悪いのは否定できない。
Q 最近、インターネットの利用者が増えていますが、あなたは、情報や知識を得るために、新聞はこれからも必要だと思いますか、必要ないと思いますか。
答え
1.必要だ 74 2.どちらかといえば必要だ 17 3.どちらかといえば必要ない 4 4.必要ない 4 5.DK.NA 1 http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6100/koumoku/20091015.htm より
とりあえず、TOP1の「必要だ」だけでも74%あるってのは、ネットユーザは認めたほうがいいと思う。
まあ、上の年齢層の方々が中心だと思いますが。
一方でネットをまったく利用していない人は43%。
有権者(20歳以上)という年齢を考えれば日本の6歳以上ネット利用率約7割と比べても充分日本人を代表していると言っていいと思う。
「自動車不必要論」が、都市部の人間の傲慢だと否定されるように、
本当は、こんな定量調査じゃなくて、
20~60代の新聞購読者と非購読者をリクルーティングして、デプスインタビューするべきだと思うよ。
「世論を何から手に入れているのか」とか、「新聞をどういうふうにどれだけ読むのか」とか。
「なぜ、読売なのか」とか、「日経新聞と朝日の二つを購読しているのはなぜか」とか。
結果だけレポートで報告するんじゃなくて、ミラールームに経営者と記者を呼んで、
インタビューの様子を見せるべきだよ。
あまりに自分達のプライドを傷つける発言の連発にめちゃくちゃショックを受けるから。
公表できない調査だけど、こういうことやってるのかな?