2024-11-17

弱者男性だけど空飛ぶお好み焼きに乗ったら人生変わった件について

俺は、ただの冴えない弱者男性。そんな俺が、まさか空飛ぶお好み焼きに乗ることになるなんて、誰が想像しただろうか。

「いや、これヤバいだろ…!」

お好み焼き生地が、見事なバランス感覚で風を受け、ふわりふわりと空を舞う。下から吹き上げる風がソース香りさらに引き立てて、腹は減るわ、手汗は止まらないわで、もうテンパりまくりだ。けど、目の前に広がる雲海と、見下ろす大地の景色には正直感動してた。

そんな時だ。突然、俺の後ろにワヤちゃんが飛び乗ってきた。

「ちょ、ワヤちゃん!?なんでここに!?てか重いって!」

だって面白そうじゃん!」

ニコニコ笑いながら、ワヤちゃんお好み焼きの端っこにちょこんと腰を下ろした。俺の心臓限界を迎えそうだ。いや、物理的にお好み焼きが崩れそうで怖いって話なんだけど。

さらに追い打ちをかけるように、空の向こうから巨大な影が現れた。

「…あれは、たこ焼き!?

ゴロゴロと転がるように空を飛んできたのは、信じられないほどデカいたこ焼き。しかも、湯気を立てながら近づいてくる。エンジン音の正体は、たこ焼きの中でぐるぐる回るタコらしい。意味がわからない。でもカッコいい。

「ワヤちゃん、そっち行くのかよ!」

だってたこ焼き号、なんか強そうだもん!」

お好み焼きから身軽に飛び移るワヤちゃん。こっちはまだバランスとるので精一杯なのに、自由すぎだろ…。でも、こうなったら俺もやるしかない。お好み焼きたこ焼き号、並走しながら空の旅を満喫してやる。

次は焼きそばジェットが参戦するとかしないとか。俺の弱者冒険は、まだまだ続くらしい。

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