2024-07-08

テレビ政治の終わりの始まりか?

この30年、政治家支持率安定の肝は「テレビバカにされない」ことだった。実際、安倍晋三小池都知事も奇妙なくらいテレビバカにされてこなかった。それに対して「テレビバカにされている」岸田首相は低支持率に喘いでいる。そのようにこれまでは、テレビ報道の動向を見れば、選挙結果予測比較的容易だった。


石丸現象が新しいのは、テレビとは基本的に別のところから支持を伸ばした点にある。石丸の主戦場TiktokYoutubeで、テレビでの知名度小池蓮舫よりも少ない(かつての橋下徹のように好意的報道されてもいない)にもかかわらず、堂々の2位につけた。政治の影響力はまだまだテレビが中心だが、SNSの影響力が急激に強まっていることを示した点で、時代の変わり目を感じた。


すっかり衰退産業になった民放テレビも、「消費の中心である若いファミリー層向けの番組を」というスポンサー要望に逆らうことができず、視聴率を激減させてまで、露骨に中高年を切り捨てた(しか若者が見たがるわけでもない)番組ばかりになっている。見る番組がなくなった中高年も、どんどんYoutubeに流れていき、本当にテレビ政治が終わっていくのだろう。

  • 言うても、小池が圧勝してるからその論法も微妙なところがあるぞ ネット戦略もバカにできなくなったってところじゃねえの

    • 20代以下に限ると石丸の勝利だよ。 60代以上は小池の圧勝で、蓮舫もかなり得票しているが、石丸は完全に泡沫候補レベルの得票しかない。明らかに普段接しているメディアの差が出て...

  • あれを見習おうなんてなったら本気で終わりですわ 自民憎しで暴れている人たち、山本太郎の周辺の一部の人たち、あれらをコントロール出来るもんならしてご覧なさいよって思う そも...

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