2024-05-21

「なぜ漫画アニメ下ネタ・裸体はケチをつけられ、アートのそれは許されるのか」はけっこう難しい問題な気がする。

アート下ネタが許されるのは「そういうものとして受け入れられてきたから」以外の理由付けは難しいんじゃないか

マルセル・デュシャンが小便器作品にして以降、アート世界では下ネタが全面解禁となった。

アーティストの大便が作品として数千万円で取引され、精子を混ぜた絵画があり、牛は切断されホルマリン漬けになって展示される。

これがまともかというとかなりおかしい。おかしいけれど「どこまでが許されるか」の認知感覚境界線を揺さぶ作品、まだ誰も扱っていないメディウムに挑む作品、と言われるとそうなのかとも思う。

アニメ作品下ネタ限界に挑むのも結構なことじゃないか、という考え方と、ゾーニング問題じゃないかという考え方がぶつかる。

スーパーマーケットでうっかりアーティストの糞を目にしてしまうことは無いが、テレビを付けたらアニメの強烈な下ネタを目にすることはあり得る。

そう考えると、例えば配信サイトゾーニングされた状態のとんでもない下ネタアニメがあったとしても、興味なければ見なければ良い。牛の断面のホルマリン漬けも、美術館に行かなければ見ないで済む。

「客じゃ無い」人間に見つからないようにするのがポイントということで落とし前がつくだろうか。

  • でも例えばバンクシーの落書きがいきなりポンと路上に出てもメッセージごと許容されるわけでしょ 「保護されている」以上の理由なんか思いつかねえわ

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