某総合商業施設で迷子を保護するという経験をした。いつのまにかズボンを掴まれてて、ふと足元に目をやると知らんガキがいた。「あー親のズボンと間違えてるやつだ」と思ったら案の定そうで、そのあとは施設の従業員っぽい人に声をかけて一緒に迷子預かりセンターみたいなとこに行って、さほど時間もかからずに両親が見つかった。
施設の人からも両親からも丁重に礼を言われてガキにも「じゃあね〜」って手を振ってから別れたんだけどさ、なんか電車に乗りながら「一瞬ガキをほっぽって逃げるか迷ったなあ」とか「両親は俺と同じくらいの歳っぽかったな」とか考えて、なんか惨めな気持ちになった。子を産み育ててる同年代がたくさんいる中で俺は迷子のガキに対応するのが面倒で逃げようかと思ってたし、子育てはおろか結婚はおろか恋愛すらほとんど経験がないし、マジモンのカスだ。価値がない。
今更モテたいとか恋愛したいとか、もう全然ないんよ。性欲すらほとんどない。恋愛とかセックスに焦がれた時期はとうに過ぎ去り、そういうアレコレを楽しんだ(あるいは楽しんでいる)奴らへの憎しみもない。アイツらは恋愛だのセックスだのにありつくために必要な努力をしたから恋愛やセックスが出来たんだし、俺はそういう努力をしなかったからありつけなかった。当たり前の話だ。ただ、俺はある程度稼げて健康ではあっても恋愛や結婚によって誰かを幸せにすることはないし、子育てをして無力な存在を社会に出られるくらいまで成長させることもないし、本当にカスみたいな存在だ。
迷子のあのガキも他の誰かのズボンを掴んでたらもうちょっとスマートに対応してもらえただろうし、俺は最悪なやり方だけは選ばなかったけどガキにとって最高からは程遠かっただろうし、そんなことばっかり考えてずっと申し訳なくて惨めで消えてしまいたい気持ちがある。
それだけやれば十分 増田はみじめではなく偉い
ワイもショッピングセンターで迷子を保護したことあるで。 どういうわけかスタンドアローンのオッサンは迷子保護率高いよな。 なんでや?と考えると、、、 だいたい迷子っちゅうも...