どんなに日陰者の生活をしていても、死んでない限り多少程度のドラマチックな体験をする。
10~20代が陰キャまっしぐらな境遇であっても、30になってちょっとだけ異性と交流できたり。
そういう経験を少しでもすると、紙や電子媒体上で展開されている物語に急な興ざめをする。
存在はしない。
こうして今までに熱を上げていたオタ趣味はウソのように冷めていく。
でも。
それが結局実らず、絶望し、歳をとり、やがて何もなかったころと何一つ変わらない現実が訪れると、
紙や電子媒体上の人物は、自分の思い通りの振る舞いをしてくれる。
いいじゃん。
これで。
え、
これ、
最高じゃない?
って。
年老いた親がいきなりアニメやマンガやゲームにどハマリしたっていう話をたまにきくけど、
結局そういうことなんだよ。
それがオタ趣味。
最高。