2023-12-26

あの時犯しておけば良かったなと思う罪

俺が通っていた小学校では、全校を挙げて朝にマラソンをする定例行事があった。通年行事だったのか、マラソン大会シーズンだけだったのか忘れたが、そんなのがあった。

みんな朝から体操服に着替えて校庭に集合し、10分間だったか忘れたが、グラウンドを走った。まあ、マラソンというよりジョギングに近いものだ。

で、6年生のある時、俺は軽い遅刻をした。

その遅刻自分のせいだったのか不可抗力だったのかは忘れたが、みんながグラウンドを走っている頃に登校し、教室に着いたのだ。

全校行事から教室には誰もない。いや、教室どころから校舎中から人が出払っていた。少なくとも教室付近には誰もいなかった。

そんな中、ただ一人教室に残される俺。そして、みんなの机の上には脱がれた私服が置かれている。

背徳的な考えが脳裏に浮かぶ

女子の服を嗅ぎたい、と。好きな女子可愛い女子私服に顔を埋めてもいいのではないか、と。

みんなグラウンドを走っていて校舎には誰もいない。変態的罪を犯すのにこれ以上の好機は無い。そしてこの好機が訪れることも2度と無いだろう。

小学生の俺は変態キャラではなかったし、優等生では無かったにせよ普通キャラだった。

短い時間の中で、見つかるリスク見つかったときリスクと、欲望との間で葛藤した。特に、当時俺が好きだった女子は隣の教室でよりハイリスクだったので余計に悩んだ。

しかし結局、俺は罪に手を染めぬまま全校マラソン時間が終わりを迎え、みんなが教室に戻ってきた。

俺が罪人になることは無かったのだが、全校マラソン中、教室には誰も来なかった。

恐らく、俺が女子の服を嗅いだとしても誰にも見つからなかっただろう。

服もぐちゃぐちゃにするならまだしも、上からほんのり嗅ぐぐらいなら本人も気付かなかっただろう。

まり完全犯罪となった可能性が非常に高いのだ。

31歳になった今も、ごくたまに思い出す。あの時女子の服嗅いでたらなぁって。一瞬だがいい思いが出来てたのになぁって。結局今も童貞だし。

でも、あの時罪を犯していたら道を踏み外して変態番付に乗るような犯罪者になっていたのかな。

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