転売屋がいなくならないのは中古屋がプレミア価格(笑)で売ってるせいである。
商品が中古屋へ売られる最初の流れは、まず誰かが定価で買い、それが中古屋へ売られる。このときの商品の状態は、未開封だとしても箱の傷や経年劣化などで新品よりは状態はよくない。いわば減価償却のように価値は定価より下がっている。なので一般的な商品であれば定価より値下げした状態で売られる。
ところが、一部の商品、特にプラモのようなホビー用品だと逆転現象が起きる。箱なし、一部欠損、または組み立て済みだとしても、プレミア価格と称して定価より高い値が付くというバカみたいなことが起きる。さらにこの値段を見て、転売屋やフリマユーザーが値段を決めるのである。
そもそもその中古屋が新品を仕入れて定価で売ってくれればいいのだが、結局、転売屋と同じ在庫リスクがあるので中古屋も新品を多く仕入れられない。だからといって、新品商品の仕入れを絞って中古の値を吊り上げるのはまさしく転売屋そのものではないか。
万引き防止タグを取り付けて高級品に見せかけてるが実際はただの不当な転売価格の商品である。むしろ自分たちが価格を無駄に吊り上げるせいで万引きに合いやすくなってると言っていい。安く納得できれば基本みんなその値段で買う。欲をかいた結果、自分たちが無駄にコストを払わなければいけない状態になってるのだ。