大学時代はほぼ一緒に居たし、分け隔てなく何でも話した。
彼は大学を卒業すると東京に行って就職し、俺は地元の零細企業に就職した。
遠距離になっても定期的に連絡は取り続けていたし、帰省してくると一緒に飲んだ。
今でも交流があって、それは専らリモートで一緒にやるゲームだった。
つい先日のことだ。
お互い休みで、いつものように酒を飲みながらだらだらとゲームをやってた。
俺もあいつも淫夢が大好きだからで、昔は一緒に考察なんかもしたりしていた。
でもその日は様子がおかしかった。
いつものように話に乗ってこないし、「うん……うん」と歯切れの悪い相づちを打つばかりで向こうからは何も返ってこない。
まあでも熱心に聞いてくれているんだろうと、俺は淫夢の話を続けた。
すると突然「なあ」といって、彼が話を止めた。
「俺たちもう三十過ぎだぞ!?いつまで淫夢の話とかしてんだよ!?」
友人は昔から朗らかな性格で、本気で怒っている姿は今までに一度も見たことがなかった。
それなのにも関わらず、その時の彼は本気で怒っていた。それも大好きなはずの淫夢の話題で、だ。
「……いい加減、大人になれよ」
と言われて、俺は淫夢の話を止めた。
それからは何事もなかったように雑談をしながらゲームを再開した。
結局彼は最後まで、声を荒らげたことを謝る素振りも見せなければ、そのことに触れようともしなかった。
ただ彼が本気で怒ったことにびっくりしただけで、それと淫夢を否定されたことが悲しかっただけだ。タイトルには"親友だった"と過去形にしてしまったが、俺は今でも親友だと思っている。
大学からの友人で、親友と呼べる間柄だった。 大学時代はほぼ一緒に居たし、分け隔てなく何でも話した。 彼は大学を卒業すると東京に行って就職し、俺は地元の零細企業に就職した。...
これ、「ワンピース」の代わりに「淫夢」を当てはめるとしっくり来る
大学からの友人で、親友と呼べる間柄だった。 大学時代はほぼ一緒に居たし、分け隔てなく何でも話した。 彼は大学を卒業すると東京に行って就職し、俺は地元の零細企業に就職した...
しっくりきすぎて、こっちが元ネタかと思っちゃったじゃねえか!w
ゲームしてるやん
なんかわかる。ワイも何十年も友人だったやつが、微塵も成長していなくて ある年齢を過ぎたころ、しょうもないレベルの話がストレスになったことがある。
ゲームしながらの雑談はいいけどワンピースはダメなのわからないな ワンピースなんて連載めちゃくちゃ長いし、大人になってから読んでてもおかしくないよな? って思うのがもう子供...
親がやいた友だったつ 親友がいったやだたつ