2023-04-21

スープストックからみる社会の分断

スープストック無料離乳食ときで、なぜこんなに大騒ぎするのだろうか?

子供が嫌いな独身女性は、別な店に行けば良い。子供のいる女性は、心置きなく無料離乳食を使えば良い。そんなに争う必要があるだろうか?どちらか一方に加担したり、貶めたりする必要があるのだろうか。

しかしたら、我々が知らないところで、社会の分断はもっと深刻に進んでいるのかも知れない。手を取り合うことができないほどに、社会の亀裂は広がっているのかもしれない。

子あり女性/独身女性高齢者/若者資産家/労働者など、あらゆる分断がゆっくりと確実に進んでいるように思う。こういう話をすると、データ的にはどうこうと言われるので、ただのポエムとして聞いて欲しい。

分断が進むというのはつまり

限られたパイを奪い合っているが故に起きていることではないかパイが余るほどあれば、争いも分断も起こり得ないはずだ。

食料が足りないから、食料を奪い合い戦争が起きる。十分にあれば、争いが起きないどころか、助け合うのではないか。「人は自分迷惑がかからない程度に親切にしたいものだ」と夏目漱石が言ったように。

日本を覆う停滞感。いや停滞感ではない。停滞しているのだ。新しい産業も生まれず、経済成長ストップした。分け合うパイもない。いつしか限られたパイを奪い合うようになってしまった。

まり独身女性も子持ち女性も居場所がないのだ。限られた資源を奪い合っているだけなんだ。正確には全員が居場所がないんだ、居場所がない人がどんどん生まれてるんだ。そしてその人たちを無敵の人と括って、分断の連鎖もっと深刻に深く深く進んでいく。そして分断を止める術なんて、誰も持ち合わせてないんだよ。

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