最近、集英社オンラインと文春オンラインの記事がよく被ってる。老舗の文春よりも新興の集英社オンラインのほうが記事の質が良い傾向。紙の雑誌で文春のライバルといえば長らく新潮だったわけだが(文春が新潮の記事ラインナップをスパイするくらいに)、Webでは集英社オンラインになりそう。
で、最近も青森5人死亡放火事件での「ムラの掟」を取材した記事が両者で配信された。
「ムラの掟をやぶった…」「住むにはムラの血が必要だ」放火の疑い・92歳老人が抱えてきた80年以上続く遺恨「氏神の祟りにあったと陰口を叩かれていた」《青森5人死亡火災》 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
https://shueisha.online/newstopics/124523
《青森5人死亡火災》「孫まで殺してやる!」放火の疑いの92歳親族が70年以上募らせた“血族のうらみ”とは…「財産分与トラブルは“オマケ”の理由」 | 文春オンライン
集英社は「関係者」証言、文春は「老婆」「近隣住民」証言をソースに同じことが書かれてる。気になるのは関係者、老婆、近隣住民の口調が画一的で分かりやすすぎる説明調に修正されていて気持ち悪いこと。一般人が話すのにこんなどこぞの解説者やコメンテーターみたいな喋りをするはずがないだろうと。まして「老婆」が。こういう週刊誌特有のセリフ口調文は今の時代に合わんと思うわ。捏造と言われ切り捨てられる類じゃない?取材で得た雑多な証言をまとめたい時はセリフとせずに地の文で書くようにアップデートしたほうがいい
おそロシア