特に作中で絶対忘れられない悪人は「クローン培養のために人殺しも厭わない悪の秘密組織」と「医学を否定するカルト宗教」だろう。
自分たちの教義のためにVXガスで暗殺を目論むような連中が正義であるはずがない。
「強烈な死生観の元に自分なりの正義を貫きそのために殺人も厭わない狂人」であるということだ。
死生観や宗教観が狂気の由来となると、どうもやってることが大きすぎてなんだか納得しそうになる。
「食い物の趣味のために他人にハラスメントを繰り返す狂人」となるとやはり印象が悪い。
やってることがしょーもなすぎて、そんなのを人に押し付けるなら1人でやってろキチガイ野郎がで終わってしまう。
この違いが「K2に単なる悪人はいない。料理漫画は単なる悪人を出して物語を転がすが、K2は医療漫画なのでそれをしない」という誤認を生み出しているのだろう