2023-03-02

HTML/CSSを学び続ける意味

HTML5/CSS3の段階でWebページ構築の基本的なしくみや考え方はほぼ確立してしまった。

ということは、HTML5/CSS3マスターしてしまえばだいたいのモダンサイトは作れてしまう。

しかしそのせいでそCSS Level 4 以上のモジュール学習する意義が見いだせず、CSS3で知見が止まってしまっているコーダーをよく見る。

 

しかに、HTML4.01/CSS2.1→HTML5/CSS3の時のような華々しい進化が Lv4 には(あまり)ない。

なんだこれ!並ぶぞ!動くぞ!消えるぞ!飛ぶぞ!みたいな興奮が少ない。

手駒だけで何とかなっている状況で興奮のないものを学ぶモチベーションがわかないのもわかる。

 

「できないこと潰し」「新しいこと探し」だったHTML5/CSS3に対して、それ以降は「今までも苦労すればできてたけど、もう少し簡単にしたい」という方向に進化している。

モーダルウィンドウがいい例だ。従来は何十行ものJavaScriptCSSを使って実現していたが、dialog 要素の登場によってマジで簡単実装できるようになってしまった。

そういう「できるけど厄介」を片っ端から潰そうとしているのが今のHTML/CSS進化だと思う。

いやHTML/CSSだけではない。JavaScriptだって仕様がどんどん追加されているが、そのどれもがコードをより簡潔に、合理的記述できるようにするためのものだ。

家電とか車とかに例えると、製品機能を増やすフェーズは終わり、組み立てに必要技能やかかる手間を減らすフェーズに入ったと言えそうだ。

 

そういう変化は地味だしアピールしづらい。

だが知っていれば確実にトクをする変化だ。

俺は便利すぎてズルをしているみたいなので上司や同僚に教えたくない技術がたくさんある。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん