はてブでもあまり触れられていないので補足すると、日本の重婚に関しては1898年に日本の民法で初めて法令で禁止され、妾が法令の庇護下から外れたことで日本の法令制度としての一夫一妻婚はここから始まることになる
妾との間の子は庶子として扱われ相続権がなく人権に喪失があったと主張する者が居るけれど、法令婚として庇護下にあった妾の立場が重婚禁止によって法的根拠すら失ったので相続とかそういうレベルの人権喪失ではなく悪化しており、つまり当時の妾の犠牲、妾への人権侵害によって現代日本の一夫一妻婚は成立しているのだ
しかもこの重婚禁止、少なくとも一度は公的に廃案となったことがあり、一夫一妻婚への移行は当時の日本社会へ大きな影響を示す法案であったことが伺える
少なくとも現代日本で重婚の復帰が検討されるならば、当時のような妾や庶子といった制限を設けるとは考えにくく、一夫多妻婚を想定していた当時とは違って一妻多夫婚も平等に視野へ入るはずなので、当時のような状況が再現されるとは言いにくい
同性婚と近親婚や重婚の比較がここまで話題になるなんて思っても見なかったし、今まで知らなかったような知見をどんどん得られる状況になってて非常に興味深い 重婚禁止から125年し...
妾は男女の権力勾配があったから権利が制限されていたので妾はない方が良いって主張してる連中へ、一夫一婦制移行で妾は認められていた一部の権利すら失ってるじゃねーかという指...