2023-01-31

の子のためにがんばる

自分の幼い頃の写真スマホに入れている。

若い頃の父が撮ったアルバム写真スキャナで取り込んだものだ。

我ながらとてもかわいい

私にもこんな愛らしい時代があったのだ。

時々こっそりスマホでその写真をながめては、この子のためにがんばろうと思う。

の子私自身であり、この子未来は私のがんばり次第で変わるのだから


もし結婚して私に子がいたら同世代の同僚たちのように我が子の写真職場デスクに飾ってがんばっていたかもしれない。

結婚できなかったことにはあまり後悔がないというか、

うっかり結婚してしまわなくてよかったとさえ思うほど結婚向きの性格ではないのだけれど、

そんな私でも自分自身のためにしか生きるしかない人生に虚しくなってセルフネグレト気味になることがたまにある。

いまの私に愛すべき価値がなくとも、生きる意味を見いだせなくても、過去の私はたしかに愛すべき存在だった。

そのことを思い出すために私は自分の幼い頃の写真を見返す。

なぜこんなことを書こうと思ったかといえば、

Twitter赤の他人家族写真スマホに入れて仮想家族のために就活をがんばってる子の話がバズっていたから。

それでがんばれるならなんでもいいと私は思う。

私は自分と同じ人間と思えないほど遠くなってしまった過去自分を、心の支えにしているだけだから

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