チー付与を読みました。
ファンタジー世界でウージー出てくるとか、ギルドとパチンコ行ったり来たりするとか、ここは異世界じゃなくて北九州のどっかかなって漫画でした。
凄いキチガイですね。
これが10話ぐらい続いてて、それでずっと面白いのって、やっぱり作者が正常だからなんだろうなと。
作者が異常者だったら、このギリギリのラインは攻められないと思うんですよね。
ファンタジーの世界に片足を残したままで足をルフィみたいに伸ばして現代社会にズボズボ踏み込んでいけるのは、片足をファンタジーに残せるバランス感覚があってこそというか。
本当にキチガイな人や感性が歪んでいる人って、一瞬だけキチガイ作品として面白く出来てもすぐにつまらなくなるんですよ。
面白いとつまらないを生み出す「ズラし」とか「ナンセンス」って、目は正常な感性を維持したまま手に異常なことをやらせて初めてコンテンツとして強くなるんですね。
ネットで一瞬話題になるけどすぐに死んでしまうキチガイコンテンツが何故死ぬのか分かりました。
たとえば作画崩壊アニメとかも、一部が作画崩壊してるけど全体としては正常にしようと努力しているから異常さを際立たせることが出来ているんですよね。
そこを分かってない人は、キチガイするのが受けたら調子に乗って全部キチガイにしてしまおうとする。
ツッコミがあるから成立してたボケは、ボケ倒しでは成立しなくなる。
ボケ倒しするならボケ倒しで成立するギャグをやらないといけないけど、そもそもの感性が壊れていたりボンヤリしている人はそこのバランス感覚を見極められない。
勉強になりました。
カウンタックやらストラトスやらデザインしたガンディーニも服装は超トラッドらしいからなぁ