もう長らく見ていないのだが、とある匿名掲示板の奴らはどっちもどっち的な指摘や、質問に対して質問で返す行為をとても嫌っていた印象がある。
「どっちもどっち」については、俯瞰するとどちらにも落ち度がありそうな対立関係に対してさえ、明確にどちらかの立場に立っていないといけない雰囲気があったように思う。
これについて、「彼らは世の中の出来事を単純な構造にしか起こすことができないのではないか」とも思っていた時期があったが、流石にそこまでではないだろう。なんならあえて単純な構造にして、自分を関心に組み込みやすくしていたのかもしれない。であれば、もしかすると自身が情勢に詳しいという尊厳を保つための行為だったのかもしれない。
「質問を質問で返すな」については、とある質問の前提を固めるための質問でさえも嫌われる場面をよく見たため、その行為の妥当性は関係せず、ただただ質問に対して質問が飛んでくる構造自体を嫌っていたように思う。
これは最初の質問者が質問に対して素直に求めた返答が来るような構図を好んでおり、そうでないものが返ってきた場合に「自身の尊厳を傷つけられた」と誤認することで怒り始めている可能性がある。
これらのような問題はいくつか存在すると思うのだが、そのうちいくつかは「風潮として嫌っている人間が多い様子なので、同じくして嫌う」というものがあるように認識している。本人にとっては何故だか分からないが嫌いになっているという状態になる。