思うに政権交代したことで政治は大きく変わるんだ、という意識が政治家の側にも国民の側にも強すぎたんだろう。
政権交代の土壌がない国で政権が変わったからと言って今までの国家の運営の仕方を大きく変えるような必要性などなかったのだ。
肝心なのは政権は交代するものである、ということを習慣化していくことだったのだ。
与党と野党が入れ替わったところで何も変わらないではないか、くらいの感覚で十分だったのだ。
政権は国民から評価されない場合には交代するもである、その部分だけを機能させることに集中すべきだった。
何かやらねば、何かやってくれるだろう、そういう気持ちだけが先走りしすぎた結果があの失敗だったのだ。
この教訓は伝えるべきだろう。
もちろんそれが最終的な目標ではない。
政権交代が起こることでよりよい政治体制が築かれ、そのことにより国民が最大幸福を享受することが出来るようになることが着地点であることは言うまでもない。
おじさん「たまにはおじさんともしよう」