ねこ2匹と暮らし始めてちょうど2年が経とうとしている。
保護猫で生後1、2ヶ月と思われる時期に兄弟を引き取ったのだ。
それから2年が経過して感じたこと。
彼らは人間の食べ物を味見しようとしたりするのだが、
それは決していやしいから、お腹が空いているからではない。
台所で調理しているところをじっと眺めたり
買い出ししてきた食材を鑑定したりするところを考えるに
調理したものを食べてみたい、一緒に食卓につきたい
と思っているようなのである。
人間と同じようなことをしてみたい、という感情が
細かな素振りの端々に見受けられるのだ。
台所に立つとカウンターからしげしげと調理風景を眺める
洗濯物を干す時にベランダについてくる
仕事に行く時、靴を履く邪魔をする
風呂にはいっているとドアの外で待機する
自分の部屋に入って昼寝をすると居間からわざわざ移動してくる
こちらをじっと眺めて、できれば同じことをしてみたい
そんな雰囲気が感じられる。
たまに彼ら用に鳥のササミを買ってきて、鍋で茹でて
夕食にだすととても喜んで食べる。
たぶん鍋で茹でたから、調理をしたお肉を食べているから
人と同じものを食べているから
喜んでくれているのかな
そう思うと
彼らのために明日も早く帰ってこようと思う。
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