「地獄への道は善意で舗装されている」何度か聞いた事がある、なんとなくかっこいい言葉くらいに思ってたのだけど、最近この言葉が身に染みた。
というのも今月から転職し、在宅ワークから出社するところになったのだが、まぁ大企業なんだ。
俺は以前の仕事で在宅ワークのみに切り替わってから太った。いわゆるコロナ太りだ。
で、今いるところは大企業なだけあってきちんとしたレストランが社員用にある。社員食堂と聞いて思い浮かべるような感じじゃなく、これは一つのお店では?という規模だ。
そこの従業員は当然自分と同じ会社の人間だが、規模が規模なので基本的に知らない人で、印象としては店員さんだ。
で、俺は基本的にランチを社食で食べるのだが、毎度のこと違う店員から「ライスは無料です」とか「大盛りでいいです?」とか「フードロスになってしまうので(食べて)ご協力くださいませんか?」とか、すごく言われる。
俺の仕事は正直言ってそんなにカロリーを消費するものではない。クライアントのオーダーに合わせて正確な作業をするだけだ、他にせいぜい簡単な問い合わせに答えるくらい。なんなら昼飯は食わなくても一日もつだろう。
けど、「その量では足りないのでは?」という気遣いや「環境保護に貢献しましょうよ」という善意が、俺をデブの道へと誘う。
これから世界的な食料不足が来るというのに。