プログラミングを教えていると共通の大きな問題があることに気付く
「プログラミングをしようとは思わない」
例えばその会社の業務システムが使いにくいけれどAPIは公開されていて
それを使えば今の仕事が今より断然に楽になる、という状況下にあって
プログラミングを勉強できるように本だとか研修メニューだとかいろいろ準備しても
「やろうと思わないです」
という人が一定数いる
一定数というかかなりいる
いろいろと話を聞いてみるとプログラミングが苦手な根本的な原因は「間違いを指摘して欲しくない」という考え
プログラミングは間違えていると明確に動かないし必ず「正解」がある(複数あることが多いが)
この「正解がある」という考え方が一部の人には受け入れがたいらしい
これと同じ話が数学嫌いの原因にあって
「数学なんてはっきり間違いだと分かって国語とか歴史とかより簡単でしょう」
というと
「そういうところが嫌い」
と言われる
RADWINMPSの「正解」という歌でなんとなくその雰囲気を感じ取ることができる
答えがある問いばかりを教わってきたけど僕たちが知りたいのは正解など無い仲直りの仕方だよー みたいな感じ
いや、良い曲なので好きだけどね
こんな感じなので数学的能力がある人はそもそも「正解を求めよう」というこんぽんてきな感情があって
それを持っている人じゃないとプログラミングは非常に辛い作業になるだろう、ということ
間違い(バグ・エラー)があったときにその原因を探って解決策・正解を得ることにある種の快感を得ているようでないと難しいと思う
数学的能力をふんだんに発揮して仕様を「つまりはこういう事だろ?」って分岐を極力シンプルに作り変えられると後で困る コードが属人化していた20年くらい前ならそれがかっこいい...