■民間から役所に転職した、辛い

コロナで不安になり、予てより考えていた公務員に転職した。

ついに掴んだ安定と喜んだが、その実、少し後悔している。

なんせ、仕事の評価基準が不透明すぎるのだ。

前職は営業の端くれとして、技術営業の肩書で売り上げ数字を追う生活をしていた。

数字のプレッシャーは日々強かったが、社内でどれだけ人格破綻者のような振る舞いをしたとて、売れるやつが絶対的な正義なのだ。

上司部下含め、生き残ってる奴は売り上げのすごい馬鹿か大馬鹿しかいない。

自分自身もそれに染まっていたが、10年後生き残れるかふと不安になった。

界隈ではこの現象を「正気に戻った」などと揶揄していたが、ついに自分も正気に戻る時が来た。

役所というのは、外面は正気のやつしかいない。

まさに、正気に戻った自分に相応しい職場に映るのだ。

しかしである。役所の仕事というのは数字評価がない。

誰が正義かといえば、上司とソリの合う奴が正義なのである。

売り上げを追うなんてこととは無縁で気楽かと思っていた。

満たすべき基準があれば、それを満足させるだけの力はあると自負していた。

ただ、その基準がとにかく不透明で、上司のご機嫌伺することに終始している。

やりがいは当然ないが、仕事のプレッシャーはしっかりとある。

とにかく割に合わない仕事と感じてしまう。

日々自分の感性が死んでいく気がしてならない。

Permalink | 記事への反応(4) | 20:00

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