SNS戦略って基本的に現状を、良く言えば変革を求める者、悪く言えば文句をつけようという者に有利なフィールドだからなぁ。
その点、なまじフェミニスト側は初手で上手くやり過ぎて、変革を突き付けられる現勝者の側に立ってしまい、そこから先、身動きが取れなくなってしまった印象がある。
”議員連からの(実質)抗議”っていう強力な一撃を叩きつけるという手法はVtuberを降ろすという目的を遂げるという点においては適切で、奇襲として非常に鮮やかな手並みだったけど、そのせいで攻められる側になってしまったというのはなんとも皮肉。
その一方で、炎上下で起きている後発の議論においてはフェミ側の方が明らかな敗北ムードだけど、ここでフェミが負けたところで今さら警察がVtubeを再起用するとも思えないし、目的を遂げること自体はやはり成功しているんだよな。
少数のクレーマーの力で他人から仕事を奪い取ってしまう、フェミニストを名乗る集団の有害性が喧伝されるという代償こそあれど。
炎上のフェイズでオタクが上手くやっても、それは彼らの求める結果につながらないという、ままならない現実が横たわっている。
なんていうか、フェミにしろ、表現の自由派にしろ、上手くやったことが必ずしも求めているモノにつながらないというのは、この手の問題の泥沼具合が顕著に表れているよなぁ……。