今回の件に関する発言で最も妥当な発言はロス・ブラウンによるものだろう。
彼はふたりに反省を促した。
すなわち二人とも少し頭を冷やしてよく考えなさい、ということだ。
これは二人だけではなくて両ドライバーが所属するチーム、応援するファン、
そして人種差別的にひとりのドライバーを非難した人々へも向けられた言葉であるとも言える。
しかし。
結局の所、これは二人の問題なのである。
というと極端に過ぎるようにも捉える人もいると思う。
彼らのチームは年間に何百億円もの予算を使い、
そして片方のチームはそれでも明確に黒字である。
つまりはビジネスとして成立しているのである。
その組織の一員であるドライバーは
もちろん好き勝手な行動はできない。
そのドライビングはひとつのビジネスの頂点として
責任と自覚で持って「運営」されなければならない。
しかしである、それでもこれはスポーツなのだ。
巨大な予算、巨大な組織(それはホンダとかメルセデスとか大企業もその成員である)の
一部である「ドライバー」という役割を果たす成員ではあるが
それでも、これはスポーツなのだ。
結局の所、これは二人の問題なのだ。
ファンはもちろんのことチームを率いるリーダーですら外野なのだ。
わたしはそう結論づけた。
Permalink | 記事への反応(0) | 06:36
ツイートシェア