2021-02-07

好きだったけど好きじゃなくなる

友達彼氏と別れた、という話を聞く。多分、どちらかが相手うんざりしたり、浮気されたり、飽きたりして別れるんだから、別れた本人としては清々しているんだと思う。でも、単純に「好きだったのに好きじゃなくなる」という事実が辛い。そういうのがよくあることだというのは知っている。知っているし、実感としてその気持ちも分かる。初恋のことをいつまでも引きずってたらその方がよっぽど辛いから、好きじゃなくなる(忘れる)というのは心の平穏を保つために必要プロセスなんだろう。でもやっぱり悲しい。

 

こんなことを書くと恋愛に夢みた女の子のように見えるだろう。少なからずそういう要素はある、彼氏がいないまま学生時代を過ごした人間だ。だがそんな私にも彼氏はできた。優しくて大人で、私にとって理想相手だ。こんなに素敵な人が私の彼氏になるのだから人生捨てたものではないと思った。すごく浮かれていたし、一緒にいて楽しかったし、これからも一緒にいたいと思った。だが最近、たまにだが、相手うんざりすることがある。ああ、そういうことをする人なのか、なるほどなと思う。もしかたらこういうことが積み重なり、冷めて、好きではなくなるのかもな。いよいよ自分の目の前に、「好きだったけど、相手うんざりして、好きじゃなくなって、別れて清々する」という出来事が起ころうとしている。

 

でも、自分の身に降りかかってなお、「好きだったのに好きじゃなくなる」ことが悲しい。自分気持ちの変化が悲しい。初めて好きといわれたり、デートをしたり、相手に触ったり、そういう時の気持ちと、今の冷めそうな気持ちを比べて落ち込む。これ以上切なくなるのは嫌だ。嫌だから、次に彼に会うときは、めいいっぱい好きな気持ちを持って接しよう。相手大事にして、相手と一緒にいるのが楽しくてしょうがなくて、ずっと一緒いたがっているような、そんな女の子になろう。それでいい、そうしたらきっと彼は、私が何を考えていたかをなんとなく見透かして、言葉にはしないけれども、もう私を悲しくさせるようなことはしない。本当にそういう人なのだ。私の彼氏は優しくて大人だとつくづく思う。やっぱり大好き!

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