当方、アラフォー。職場のリテラシーによってはパソコンに詳しいほうに分類される程度。パソコンやアプリに関しての経験を書くが、きっと他のことにも当てはまるのではないだろうか。
自分が若い時、50くらいの先輩や上司がググりもせず、説明書も読まずにパソコンの使い方を聞いてくるのが不思議でならなかった。調べればすぐ出てくるのに、なんでだろうと。
そうやって代わりに答えたり調べたりするうちに、初見でも調べなくても分かるようになった。全てが分かるわけではないけど、分からないものは、対象の作りがそもそも悪い(UIや導線がひどいとか、不必要に独自の情報構造や概念を持っているとか)という経験を重ねた。結果、自分がわからないものは、世の中的にも使いづらいものであり、無理して使う必要がないもの、という感覚に陥った。
ただ、実際には知らず知らずのうちに、世の中の変化から取り残され始めているのだろう、最近思う。フロッピー型アイコンが示すセーブは分かるが、アプリを開くと見慣れないアイコンが増えたように感じる。PC世代の自分としては、マウスオーバーができず名称が出てこないアイコンは、その調べ方すらわからない。調べるというコストに対して、解決するという報酬が得られる割合が下がると、調べること自体が億劫になる。そうして、分からないことが増えるという悪循環に陥っていく。