(略)
では、そうした現地点に立つ我々は、”未来のリクルート創り”をどう行っていくべきか。成長の原動力である”ボトムアップ文化”を残しつつ、社会的責任を果たせる”ガバナンス力”も同時に身につける。いわば、DNA・風土そのもののアップデートのタイミングが今なのだ、と思っています。
(中略)
とはいえ、”ボトムアップ文化”と”ガバナンス力”の両立は、相反することも多いと僕自身感じていますし、今後の皆さんの日常の仕事の進め方や考え方にも影響する事です。ややもすると、どちらかに振れて、対立的な状況を生むこともあるかもしれません。でも、それらを乗り越えて、DNA・風土をアップデートしていくこと。これが、今僕らがやるべき”未来のリクルート創り”なのだと思っています。
(略)
どうやらリクルートは自分達のガバナンス不足に関してボトムアップ文化であることが原因であると思いたいようである。これは数々の不祥事は下が勝手にやったことであると上層部が思っていることの裏返しであると考えられる。ボトムアップ文化だろうがトップダウン文化であろうがガバナンス・コンプライアンスはまた別の話であるにも関わらず、ボトムアップ文化とガバナンスはトレードオフであるとトップが考えているのは異常だ。彼らはリクルート事件から何も学ばず、今日も詐欺まがいの行為や倫理の欠けたビジネスを続けている。パワハラ・セクハラは日常のように起きているが人事や上層部に握りつぶされるという報告も多々ある。