セブンイレブンの弁当・惣菜のシュンリクフレーションや、それでいて減っていないように思わせるパッケージングが話題だが、この件に関して前々から思っていたことをいくつか。
弁当や丼で、上げ底で米の量を減らすのってそんなにコストに影響あるのか? 具やおかずの方がコスト割合高くない? というか、特殊形状の容器を作るのにコストかかってない?
おにぎりのコストカットは、目立つ具には手を付けずに、海苔に手を付けるようなイメージがある。薄くなり、焼き海苔が味付け海苔に変わり、最近は海苔が巻かれていないおにぎりも普通になってきている。
一番儲かるポイントがその製品の価格になるのである。改めて偉そうに言う話でもないが、この前提を忘れてはいけない。袋にたくさん入った野菜千切りは100円台前半なのに、カップに入ったコールスローサラダは少量で200円くらいするものである。
量の減少に敏感な消費者は見落としがちだが、高齢化などに伴い、少量でも良いという需要はそれなりに大きいのではないのだろうか。かく言う筆者も、昼食は300円、300kcal程度の弁当で全く問題ないたちで、(実質的な)値段が上がっている事実は認識しているものの、心情的にはそこまで大きなダメージを感じていない。