かなり昔の話なので特定されはしないだろうが、一応フェイクを混ぜてある。
昔あるシステムの開発に参加していた時のこと。
顧客の要求が高度で仕様はなかなか決まらず、進捗は遅れる一方だった。
うちは2次受けだったので元請から連日激詰めされておりメンバーにも過大なストレスが掛かっており体調を崩すものも多くいた。
そんな時にある若手(Aとする)がプロジェクトメンバー全員にあるメールを送った。
送られてきたのはある期間の生産規模を稼働時間で割って求めた「生産性」で、
あるメンバーは500行/日、別のメンバーは100行/日という感じで一覧になっていた。
メールの中でAは生産性が高いメンバー(Aが信頼を置いているメンバーで明らかな贔屓である)を持ち上げ、
それに比べて〇〇さんは…。などとこき下ろしていた。
今やったらパワハラ認定されて訴えられてもおかしくない暴挙である。
「何をほざいてるんだこのボケは」と一喝してやろうかと思ったが、事実として自分自身の生産性は低かったので
しかし、こんな杜撰なやり方で求めた数字にどれほどの意味があるのだろうか。