2020-09-08

小児性愛への「治療」について

すごく今更だけど、小児性愛について。

今回の様々な主張の流れを見る限り、「小児性愛同性愛と同等と見るか否か」という議論が目立った。ホモセクシュアルもかつては病理として扱われてきたが、昨今では性的指向として認める方向に倫理が動いてきており、ペドフィリア性的指向である以上、病理扱いして治療を勧めるのは差別であるという主張が小児性愛擁護側だと多い気がする。

個人的感情としては、ペドフィリア病理として扱うのには反対したい。誰を好きになるか、誰に性的興奮を感じるかなんて個人自由だし、自分ではどうしようもないことだっていくらでもある。

しかし、今後世間の潮流がペドフィリアLGBTと同じだよね!となってくれるかというと、きっと暫くは無理だろう。今の流れはむしろ今までのぺド被害者暗数を発き、加害者を弾劾する段階にある。よってたとえ加害はしなくても、ぺド側の権利が守られるようになるのは少なくとも子どもを守る環境制度がある程度完成してからだと思う。

また、小児性愛同性愛と違って、実行即加害になってしまうのも確かだ。小児性愛者なら等しく矯正しろ治療しろ!という声に反発したくなる気持ちはよくわかるが、「手を出してしまいかねない」という段階まで欲求が膨れ上がってしまった自覚がある人向けに、それを抑え込むためのプログラムなどは組む必要があると思う。

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