2020-08-29

自民党総裁選と「選挙の顔」作戦

自民党総裁選について思ったことをつらつらと。

国会議員にとって、1番怖いことは、もちろん「落選」です。「猿は木から落ちても猿だが、国会議員選挙に落ちたらただの人」とは良く言われます

そして、衆議院議員任期は約1年。泣いても笑っても、この1年のどこかで選挙です。

その状況で、「選挙に強い」と言われた安倍総理が辞職しました。

そうなったとき選挙に勝つにはどうするか。

国民に人気のある人を担ぎ上げて、化けの皮がはがれる前に選挙をしてしまう」というのが、1つの作戦でしょう。

そうやって議席を得れば、4年間はやりたい放題です。

実際、自民党は、過去に、その作戦を取ろうとしたことがありました。

時は2008年

長く続いた55年体制国民は嫌気が差し金銭問題不祥事なども重なって、政権交代時間問題とも思われていました。

そして、今と同じように、衆議院議員任期は残り1年。


自民党は、当時、国民に人気があるとされていた麻生太郎総裁に選びます

Wikipediaの「麻生内閣」項には以下のように書いてあります

自民党内の圧倒的人気を得た麻生は「選挙の顔」として[3]、解散ができなかった福田にかわり[4]「解散総選挙を行うことを前提に」首相になったとも言われ



結局、麻生内閣立直後に起こったリーマンショックにより、麻生氏は解散を断念。

そうこうしているうちに、麻生内閣支持率は低下し、1年後の政権交代に繋がります

さて。

今回も、その作戦をとるとしたら、国民人気のある石破氏あたりを総理総裁にして、総選挙に討って出る。

そして、総選挙が終われば、党内基盤の弱い石破氏は、好きに料理できる。下手したら、そこで、安倍総理の再々登板という可能だってある。

もちろん、石破氏も、一人の政治家として、大いにあがらうでしょう。


この先、何が起こるか、楽しみです。

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