学生時代、イベント設営や工場のドブ掃除などの底辺バイトを数ヶ月した。30代40代の小汚ないおじさんがいっぱい働いていた。
こういう社会の底辺を味わってるからこそ今の仕事が続けられている。
もう一生彼らとの関わりはないだろう。
いや、ああなりたくないという一心で会社にしがみついてると言った方が正しい。
人間はポジティブな理由よりネガティブな理由で行動するらしい。
つまり、ああなりたくないというネガティブ気持ちが強いので今の仕事を続けられている。
これは俺にとって貴重な財産となっている。
また、一方、そんな底辺仕事でも尊敬出来ると社員はいた。彼のことだけは10年経った今でも覚えている。
バイトの俺の名前を覚えてくれていつも現場を楽しそうにしていた。時には厳しかったが仕事に対して真面目な人だった。
おう、あんときの兄ちゃんか 底辺でまあまあ楽しくやっとるで 兄ちゃんぜんぜんつかえんかったのにええ会社入れたんか、よかったのお
・・・という夢を見たんだ