2020-05-11

まれて初めてBOOK OFFに行った話

ちょうど期末テストが終わり、友人に漫画も、ゲームも、フィギュアもあるで!!と聞いて、テスト帰りに一人でBOOKOFFがある駅で一人で降りて、足を踏み入れた。

すごーい!!大量の漫画!!!

興奮して少年漫画コーナーに行くと、兄の友人がいた。

そんなに仲良くもないが、いつも漫画の話をたくさんして来るので、苦手な人だった。

目があってしまったので、会釈だけ済まして逃げる。

私が行きたいのは、少女漫画コーナー!

たくさん立ち寄みすると、他にもないかな〜と別のコーナーに行こうとすると、男子クラスメイトがいた。

地味で、アニメが好きで、いい人そうな、喋ったことのない男子だ。

ペコリと会釈だけすると、向こうも返してくれた。

私は少女漫画の隣に、男の人同士がイチャイチャしてる表紙を見つけた。

友人が好きなBLというやつだ…と思い、興味本位で読んでみた。

えっ。エロ…。

でも私はすっかりそのエロに釘付けになってしまい、下半身がもぞもぞする感覚を覚えた。

漫画に夢中だった私は気にせずに、全部読み終えた。本棚に直すと、男の人がさっと私の後ろから歩いていった。

え…。

よく考えたら、お尻のあたりに変な感覚があったのだ。気づくべきだった。

いや、勘違いかわからないけど。

痴漢かもしれないと怖くなって、他のコーナーに走った。

兄の友人がいて、CLAMPのXを読んでいたので、どんな話なのか聞くと、30分ほど話された。

いつもの様にうざさは感じず、なぜか安心した。

しかしうざさが戻って来た頃、離れようとすると、

あっ、増田さん…!良かったら、どうぞ!と言って、クラスメイト男子10%割引券を渡してくれた。

癒やされて、笑顔で受け取った。

でも怖かったので、浦沢直樹MONSTERだけ買ってすぐ家に帰った。

兄に今日の出来事を話したら、一人でBOOKOFFに二度と行かないように、と言われた。

MONSTER面白かった。

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