イベント関係なので仕事は全くない状態。それどころか手配していた人や物のせいで大赤字だ。
どうにか備品類を売り払って借金だけは免れたが、生活費として残ったのは微々たる額。家賃を支払う分も残っていない。
幸いにしてその大家さんは理解のある人で、自分の仕事を知っている事もあり緊急小口資金が振り込まれるまで待つと言ってくれた。
なので、窓口の職員には『絶対に着金出来る日』を教えてくれと頼んだ。
支払いを猶予してもらう以上、再度の延期は完全に信用を失う。だからこそ最速ではなく最遅の予定日を伝えるように念押しした。
平均して1週間だが遅ければ10日掛かる。なら10日後には必ず着金されるのか。窓口が上司に確認し、答えはイエスだった。
かくして10日後の今日。待てど暮らせど入金はない。14時を過ぎてさすがに焦れたので電話をする。
「週明け27日に振り込みます」
遅くとも10日後では無かったのか? あの窓口の職員は何を調べたんだ?
文句を言っても意味は無いと諦め、大家に事情を説明し、27日まで待ってもらう事を了承してもらった。
これで27日にも振り込まれなかったらさすがにクレームを入れたくもなるが、社会福祉協議会も多忙を極めているだろうからそれも憚られる。
ああ、窓口の彼が週明けまで有り得ると言ってくれれば、何の問題も無かったのだが。
ハロワにいこう