地元の居酒屋が潰れそう。元々夫婦で細々とやっているお店だったんだけど、ここ暫くの自粛要請で食っていくのがやっとの状態らしい。この状態が続くならお店を閉めないといけないと言う。
私が思うに、自粛しない人は悪人だと思うけど、自粛する人も悪人だと思う。
どちらの選択を選んだとしても困る人はたくさん出てくる。
自粛すれば高齢者や基礎疾患がある人を救うかもしれないけど、小規模のお店や企業を殺すし、外に出歩けば多くの人に被害が及ぶ。
今現在、自粛しない人への風当たりが強いけど、それはちょっと違うんじゃないかって思う。まるで自粛している自分は正義の代弁者といった風に振る舞っている人をよく見かけるけど、結局人を不幸にしていることから目を逸らしているんだと思う。
自粛しない人は身の回りのお店を見殺しにしているっていうことの自覚を持って欲しい。
自分が自粛しない人と同じ業を背負っていることを忘れないで欲しい。
この問題は言ってしまえばトロッコ問題と同じようなもので、どちらかを選んだらどちらかが死んでしまう。
自粛する人もしない人もトロッコのレバーを引いたってことを自覚して欲しいし、自分と違う選択をした人を責めるべきでは無いと私は思う。
本当に責めるべきはこういった選択を強制する国家や今までの政治、民意だと思う。
まともな補償を今日の時点でも打ち出せていないのは極悪の一言に過ぎる。心の底から許しがたい。
明日緊急事態宣言がされるらしいんだけど、その時に、自粛する人もしない人も、間接的に人を不幸にしているってことを頭の片隅にでも置いて欲しいなって思った。
でも新型コロナウイルス流行前からずっと続いていたキモくて金のないおっさんが 多数自殺に追い込まれるような日本社会の制度や慣習については特に悪であるとは思っていませんでし...