作者のTwitterで毎日連載してた漫画が連載中に当たったってことは、
大多数の人間は、その作風も相まって「無名の漫画が作品の良さでじわ広がりした」と認識していたはず。
で、終わってすぐにメジャーな歌手とタイアップして、グッズも売り出されてってなると、
「一連の流れは広告代理店が仕組んだ芝居だったのでは?」と疑わざるを得ない。
結局本物じゃなかったんじゃないか、と疑わせた時点でアウトだよね。
なんでそうなるかって言ったら、今までに、
「拝金主義に毒されて美しくなくなってしまった芸術」がたくさんあったからだろうと思う。
みんなもう、一般受けしようとするとクオリティが落ちるってわかってるんだな。
で、一昔前ならそれでよかった。これは子供だまし、でよかったのさ。
でも、今は違う。人生の意義が希薄になっているこのご時世、娯楽の立ち位置は比較にならないほど重くなった。
だから、もし途中から商業主義の手が入ったなら、そんなハイエナみたいな真似はせずそっとしておいてほしいし、
最初からだったら、もっとわかりにくくやるとか、ニッチなものをもっとたくさんやるとか、工夫してほしいね。