『ダブルチェック』
俺はこの言葉をとても恐れていた。
何か問題が起きたとき、その防止策としてダブルチェックを挙げた場合、
などと考えられるからだ。
しかし今英語圏で働いてるのだが、ダブルチェックという言葉が職場で頻出している。
「そっちでそんな問題が出るって?OK、ちょっとこっちでも起きるかダブルチェックさせて。」
「ネット落ちてない?そっちの島は別のハブ使ってるよね。ダブルチェックしてくれない?」
「なんか動いてるみたいだけど、念の為そっちの端末でも動くかダブルチェックしてくれる?」
みたいに使われている。
そう、別にガチの検査じゃない、主に不定期で手作業での気軽な動作確認などに使われるのだ。
今まで自分が呪縛のように感じていた、事故防止のガチな方法論としてのダブルチェックとは似て非なるものだ。
なんだ、ダブルチェックってそんなもんなのか。
最初は、あらやだダブルチェックってこんなに簡単に使っていいのかしらと思ったけど、性質を理解してれば問題ないやつなんだ。
100%問題を発見する為の検査方法としては問題があるけど、ある程度信頼性を上げるのが目的ならイケてるやつなんだ。
ってね。