飲んだものは出さなければならない。森羅万象の真理だ。そのまま気化してはくれない。
だから俺はコンビニのトイレを使う。そして出す。出すには当然チンコをこの手に掴む。ノーハンドチンコは危険だ。ズボンを汚してしまう。
いわなくてもわかるがチンコは不潔だ。汚らわしい。口の中には無数の細菌があるのにも関わらず「お掃除フェラ」という言葉があるくらい汚い。雑菌量は口<<<<<チンコなのだ。つまりズボンを汚す危険を回避するためには手を汚さなければならない。
汚れた手を洗うために俺は洗面台を使う。もちろん石鹸も使うぞ。
しかし、だ。
コンビニの洗面台についている蛇口がでる水の量は非常に少ない。もともと出る量を絞っている上に節水コマを使ってるだろうくらい少ない。BBAの小便かと思うくらいチョロチョロとしか出ない。石鹸の泡まみれになっている俺の手を洗うにはいくらなんでも少なすぎる。当然時間はかかる。
そうしている間に俺の後ろにトイレを済ませた男が並ぶ。しかし俺の手はまだぬるぬるとしている。洗わねばならない。しかし水はでない。
じきに男は諦めてトイレから出ていく。まて、お前のその手はチンコを掴んだ汚れた手だ。その手でコンビニの商品を物色する気か? もしかしてそれを俺は触ってしまうかもしれない。間接キスならぬ間接チンコだ。今からでも遅くない。俺の後ろに並んで待っていてくれ。そんな願いを虚しく男はチンコテロリストとして犯行現場に向かう。辞めてくれ。俺はお前とトモダチンコする気はないんだ。
手を洗い終え急いでトイレから出ても男の姿は見えない。遅かった。コンビニの商品は男が残した見えないチンコで汚染されてしまった。
これも、それも、全てこの蛇口が悪い。水がドバドバと勢いよく出れば5秒で終わったものの、たらたらと流れるがためにチンコテロリストを生む羽目になった。あの男もこの蛇口に踊らされた哀れな被害者なのかもしれない。チンコテロリストになりたくてなったわけではないのだ。すまん、見知らぬ男のチンコよ。
コンビニ各社に告ぐ。一刻も早くこんな悲劇を繰り返さないためにも、洗面台の蛇口は勢いよく水を出せ。出すのが遅れれば遅れるほど、お前のところの商品はチンコで汚染される。No More チンコ。チンコによる悲劇は今日で終わりにせねばならないのだ。