2019-11-24

anond:20191124161452

日本兵が島民を殺す 久米島戦争

「一番最初に殺されたのは、郵便局の局員で電信保守仕事をしていた安里正次郎という沖縄本島出身者です。朝方道を歩いている時にアメリカ兵隊に捕まり、『鹿山隊長降伏勧告状を届けろ』と依頼されたわけです。持っていかなければ殺される。もちろん日本軍も怖いんだけど、あれは友軍だから殺すまではしないだろうと考えたんでしょう。ところが安里さんは、敵の手先になったとして、鹿山隊長殺害されたのです。銃殺でした」

鹿山隊が住民虐殺に至る経緯として、次のような背景がある。1945年6月13日米軍の偵察大隊久米島上陸した。そして現在空港の近くの北原地区に住む比嘉亀さん宅に侵入し、亀さんと宮城栄明さんの家族拉致する事件が起きた。しばらく経った6月29日、鹿山隊は米軍拉致された人々をスパイとみなし、(米軍から)戻されたことを軍に知らせなかったとして、比嘉さんと宮城さんとその家族さらには北原区長だった小橋川共晃さん、警防分団長ら9人を銃剣で突き殺し、さらガソリンをまいて家ごと焼き払った。これはこの事件で気が動転した兵士が逃げ出し、村人に証言している。

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