2019-10-29

家の話

家を出たい。

就職した姉が逃げるように家を出て行ってから一年が経とうとするが、日に日に増す気持ち:家を出たい。

じゃあ今すぐにでも出ろ自立しろ と言われてもそこまでの勇気金も無い。

酒に酔った父親の母に対する、私に対する様々なハラスメント発言を聞き流し、エリート銀行員から出産によりパートへ転落した母親愚痴を聞き流し。

たまに聞かれる親と縁を切った姉に対する文句心配言葉に相槌を打つ。

最愛だったはずの元彼はただ私の家庭事情知ったかぶりで踏み散らかしていったので、二度と家庭事情を男に話して「俺が助ける」といった安易ヒーロー面に付き合いたくはない。

セフレを作ったのも、夜にバイトを入れまくるのも、飲みの予定を入れ続けるのも、

一思いに言えば親と食卓を囲みたくないかである

何食わぬ顔で週一でしか親と食卓を囲んでいない日々を過ごしている。

週一なら、と思うが、たかが週一、されど週一である

家を出たい。

私はこの家に縛られず、何も言われないのならセフレいくらでも作れてしまうと気付いた日には、過去純愛をしていた頃の自分が哀れで泣いてしまう。

それでも家を出たい。

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