前提:熱中症予防・軽度熱中症対策を念頭においている。頭痛・吐き気・意識障害(気絶)が発生した場合にはこの限りではない
また、熱中症は周りの気温・湿度が高く放熱がうまく行かない状況で全身の組織が高温になり発生する。
せっかく血液を冷やしても、循環するうちに周りの筋肉・脂肪から熱をもらって臓器に達するときにはぬるくなってしまう。
血管周囲だけを冷やすより筋肉や脂肪も一緒に冷やしたほうが効果的である
筋肉で発生した熱や周囲から皮膚・組織を通して伝わった温度によって、血液は温まったり冷えたりする。
そして血管は大なり小なり殆どの場所に存在するし熱を発散するため普段より広くなっている。
同じ面積で冷やすなら太い血管を冷やしたほうが得だろうが、アイスノン2~3個分の面積しか冷やせないというわけではあるまい。
広い面積で冷やしたほうが効率は悪くても伝導する熱は大きくなることが期待できる
汗をかく理由は汗が水蒸気になる気化熱で皮膚近辺の熱を奪うことである。
つまり皮膚を濡らしておけば汗の代わりになるということである。
手を洗う、顔を洗うことで汗の節約ができる。
また、アイスノンで冷やしても周囲の水分が結露して結果的に皮膚が濡れるが、流水のほうがいいだろう
他にも髪は風通しが悪く熱がこもりやすいので髪を洗うのもいい。