「京アニ放火犯はオタクじゃない」という論調には違和感がある。
ただ「オタクは犯罪予備軍」とするのは「早まった一般化」だから「正しくない」と言わなければならない。
ではなく
「確かに京アニ放火犯はオタクだがオタクのすべてが放火犯ではない」
と言わなきゃならないんじゃないのか?
あるいは「オタク気質」とは早まった一般化をよしとする気質なのかもしれない。
オタクと早まった一般化は不可分で早まった一般化を捨てることはできない。
考えてみればオタク文化って早まった一般化と親和性高い部分はあるね。
たとえば「擬人化」「デフォルメ」「お約束」「テンプレ」「フラグ」のように。
アンソロジーコミックで原作作中一度だけ言った台詞が決め台詞みたくなってるのを見かけたことは?
「これだから○○は」
こういった一部オタク(アニメアイコン)の論調にはウンザリしていた。
なぜだかは知らないが一部オタク(アニメアイコン)は早まった一般化に基づく主張をすることがまれによくある。
今にして思えば、こうしたノリはオタク文化から伝染したものなのかもしれない。
オタク文化全体が早まった一般化を推進するのなら、それは正さなければならないのではないか?
京アニ放火犯にしてみても擬人化された「京アニ」への憎しみを抱いていたわけだ。