物心ついた時から、具体的に言うと幼稚園の年長くらいの時から「大人になったら絶対に今住んでる田舎から出る」と漠然と思ってた。
別に村八分にあってた訳でも陰湿な雰囲気が強かった土地だった訳でもないけど何年何十年経っても発展しないどころか廃れていくだけの地元に対して「ここで一生暮らすのはつまらないだろうな」と思ってた。
通ってた大学が某政令指定都市にあったので大学時代はそんなこと考えずに楽しく過ごしてたけど、就職先は地元よりはマシなレベルの田舎にある会社になった。
でも毎日車での通勤はかったるいし雑談で当たり前のように出てくるけど車種言われてもピンと来ないしみんながよく行く飲み屋街でも未だに迷う。あまりにもつまらなく感じてこの土地で暮らすために必要な色んなことに対して興味がわかなかったんだと思う。
結婚して家庭を持つこともなかったしその見込みも年々無くなってくので結局「ここでも一生暮らすのはつまらないだろうな」という気持ちになってしまって転職することにした。
転職先での配属はまだ決まってないけど東京か通ってた大学のある政令指定都市になる見込みだ。
転勤もあるけど、支社は全部地方でも大きめの都市なので今度こそ住んでる土地のせいで後ろ向きな気持ちにならないと信じたい。でもこんな理由で転職して良かったのかはまだわからない。