2018-12-27

おっさんになっても泣きたい日はあるんだなー。

最初は、中学卒業前に「このだらだらとした時間も、もうお終いなのか」と、好きでもない斜め前に座る女子制服から出た太股を眺めながら、ふと思った。

その次は、10年間活動したバンド解散する前にスタジオに入ったときだ。エフェクターをセットして、ドラムの奴と適当リズムを合わせながらふざけているときに、この見慣れた景色が終わることを自覚して泣きそうになった。

そして今日、行きつけの居酒屋が年内に閉店する。その帰り道に無性に泣きたくなった。

店主は一部の常連しか伝えていないらしく、今日たまたま居合わせた顔なじみは閉店を知らないのだろう。いつものように疎らな客たちと当たり障りのない会話をしていた。

それを知っている常連は、最後営業日には帰省しているらしい。

見慣れたはずの、いつの間にか特等席になっていたカウンターの席から、終わりの日を感じながら、泣きそうになった。

  • 夢見るあまえんぼうおじさん

  • お疲れ様。 馴染みで居心地のいいお店がなくなってしまうのサミシイネ。 また、いいかんじのお店さがす?

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