身バレするのが怖いので詳しくは書けないが、社会人の趣味サークルにお互い参加しているところで出会った。
可愛くて明るくて、しかもサークル内で中心的な人物の彼女に、好意を抱かない訳はなかった。たぶんサークルに参加している大半の人は彼女のことを好きだと思う。自分もそんな中の1人であった。
つい先日、本当に数日前のこと。顔本に「◯◯さんと□□さんか交際を始めました」の投稿が流れてきた。彼女の名前だ。
身体に衝撃が走る、とはこのことだろう。ビックリした。ビックリしたと同時に、自分が落胆していたことに気がついた。「ああ、俺は彼女を好きで、惚れていて、恋していたのだ」とその時気付いた。
…いや遅いよ、俺!もう少し早めにそうだと気付こうよ!もう知り合ってから1年半も経ってたんだから!
どうやら自分たちが参加しているところとは別の、同じ趣味サークルで出会ったようだ。ちなみにお互い知り合ってからまだ数回だという。マジか、近頃の若者ってそんな感じで恋人になるのか、オッサンにはわからねえ。
その新しい彼氏とやらを、我々のサークルについさっき連れてきた。なんというか…優しそうだ。めっちゃ良いやつだ。間違いない。おそらく彼女のことを大切にしそうだ。うん。
それより新しい彼氏が、元彼とどことなく雰囲気が似ているのが気になったな。あれか、やっぱ好みって変わらないもんか。そりゃそうか、俺も変わってないもんな。
ひとしきりショックを受けつつ、それを顔色に出さないようここ数日耐えてきた。うん、きっと大丈夫、バレてない。女性なんて星の数ほどいる。出会いのチャンスはこれからもあるのだから、また別のところで恋人を作ればいいじゃないか、そう自分に言い聞かせてきた。
なのに「ほらほら増田さん、もうすぐ平成終わっちゃいますよ!?平成ジャンプですよ平成ジャンプ!」とか茶化すんじゃねえ!
馬鹿野郎、またお前に恋するところじゃねーか!
クリスマスまでに作りたかったんやろなあ 今頃イチャイチャヌチャヌチャしとるんやろなあ