劇場版プリキュアオールスターズメモリーズを一人で観てきたおっさんのネタバレありの感想。
要約すると、今回の敵は使われることのなかったゆえにダークサイドに堕ちたカメラで、自分が写したかった綺麗な記憶をプリキュアから奪ったが満たされることもなく、最終的にははなの説得で浄化された、という話。
なんだけど、カメラ本体を見つけた時にさあやがあれだけ反応した、ということはマイナーでも知っている人は知っているのだろうし、そもそも製品として世に出ている以上は開発者の想いをたっぷり受けて作られているであろうに、そこに全く触れられなかったのが残念だった。
てっきり開発者との思い出をみつけて、「なんにもないなんてことはないよ。君だって愛されて生まれてきたんだよ」って展開になるとばっかり思っていたのに。
いや、自分がここ最近やっとのことで世にリリースできたサービスが、売上あがらずあっさりと終了になってしまって、それをミデンと重ねてみてしまっていたと言うのもあるんだけどさ。
世の中の製品は基本的に開発者や製造者から愛されて出来ているんだよー、と年甲斐もなく主張したくなった。まあ、プリキュアという純なものを見たおっさんのたわごとです。
あと、出演するプリキュア全員に声があると聞いて、どうすんだろう?と思っていたら、各シーズンごとに数秒ぐらいしかなくて、しゃーないけどとは思いつつもちょっと笑った。
ちなみに平日の最終上映で、本来のターゲット層である子供は一人もいなかった。声を出してプリキュアを応援する人も、ミラクルライトの輝きも一切なかった。