半分青いの珍しかったところとして主人公が「そよ風ファン」という実在する扇風機の開発者になる点がある。
NHK朝ドラでは「実在する人物」の人生をモデルにして今まで何作もドラマが作られてきたが、そうではなく、実在する作品や商品に対して「これはドラマの登場人物たちが作りました」と言ってるのは、今までも多少はあったが、ここまであからさまなのは半分青いが初めてではないかと思う。「そよ風ファン」を作ったスズメだけでなく、くらもちふさこ作品の作者になってる秋風羽織もそうだ。
これらが許容されるのならば、もっと突っ切って「iPhoneを作ったスズメ、Googleを作った律、ワンピースを描いた秋風羽織」なんて設定にしてほしかった。
いや、NHKには今後の朝ドラを作るにあたっては、ぜひともiPhoneを作ったのは日本人の女性として、脚本を書かせてほしい。
さすがにGoogleを作るみたいな壮大な朝ドラヒロインは書けないかもしれないが、東日本大震災と絡めて「LINEを作った朝ドラヒロイン」なら現実味がありそうだ。
仙台で暮らす主人公、震災で電話が通じなかった、そうだネットを使おう!LINE作ったよ!さすがヒロイン!みたいな朝ドラにがっつりハマる脚本になる。