2018-09-23

大学院生の1割は消える

今年の春、僕はM2になった。同期たちも全員、進級した。

そんな中で友人の1人が、昨年度の後期からまり所属研究室ゼミに来ないという話を聞いた。

僕とは違う研究室なので「授業は来ていたのに?」と不思議に思った。

今年度から別の友人の希望で始めた自主ゼミにも来ていたから、さら不思議だった。

しかしどうやらゼミの、自分の発表の順番が来る日、だけ来ないらしい。

なるほど、進捗が無いのだな。そう思った。

お互いの研究の話をしていても、うまくいっていない事しかいたことがなかったからだ。

友人は真面目で、成績も僕などより優秀で、性格も良い。怒らないし、愚痴も言わない。

そして行き詰まったときに誰にも頼らない。

僕はすぐに友人や先生に助けを求めてしまうので、それもあまり褒められたことではないが先生にはたまに「考えよう」と追い返される

まるで質問しないのもよくないと思う。真面目なんだろうけれど。

「これくらい、1人でできなくてはいけない」と思っているのかもしれないし、先生が怖くて質問に行けないのかもしれない。

なんにせよ、想像に過ぎないが。

夏休みに入る少し前。M2修論中間発表があった。

それまでに彼は自分の順番が来る日は全て休んでいるのを聞いていたので、きっと来ないだろうと思った。

案の定、来なかった。

LINEで「元気か?」と送ってみたが既読すらつかない。

教授陣の方でも、大学に来ないことが話題になり始めたようだった。

後期が始まったが、ゼミの初回も来なかったようだ。

未だにLINE既読にならない。誰が何を送っても。

題名の通り、大学院生の1割は消えるらしい。

それは仕方のないことなのだろうか。

  • そうやって消えていった者です。 現在は学部卒としてなんとか普通に働いて生きてます。

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